aiエンジニアを目指す人の専門学校の選び方

ai(人工知能)のプログラミングを学べる専門学校が全国的に増加傾向にあります。小学校ではプログラミングの授業も導入され、将来IT関係の仕事に就こうと考えている子が増加していると言われています。IT系専門学校は今後も人気が出るでしょう。

専門学校を選ぶ際に何を基準にすると良いかまとめてみたので、これから進学する人は参考にしてください。

驚異的に進化しているai

2015年にアメリカのトップポーカープレイヤーと勝負したaiが、わずかな差で負けた事例がありました。ゲームしている中でaiがはったりをかけることを学習したと言われているため、勝負に勝つ日も近いかもしれません。

また、同じ年にaiは、紙に書かれた指示の通りに絵を描くことを成し遂げました。さらに、2017年になると、ゲームで一番難易度が高いと言われる囲碁の対局で、アルファ碁が世界一の棋士を打ち倒しました。他の実験では、人間がある状況でどう行動するかaiに分析させ、その後他の人間の行動を予想させたところ、92%の高確率で当てるという結果になったのです。

こうした実験結果から、近年のaiは少しの分析作業で次に何が起こるかすぐに予想できるようになるということが分かります。場合によっては、人間より優れた能力を発揮するのです。aiはロボットに組み込まれたプログラムを向上させるべく、主観的に判断する能力、すなわち機械学習能力を持ちます。

紹介した事例で分かるように、能力の進化は目覚しく、産業によっては人が仕事を奪われる一方、人手不足を解消できる産業が増えると予想されています。また、aiが自分で学習していくので、一定の能力を持った時点で、人間のテクノロジー開発作業は不要になるでしょう。

aiエンジニアを目指すのにベストなタイミング

しかし、aiプログラミングのための専門学校が増えている背景には、まだまだaiエンジニア数が不足しているという現状があります。

経済産業省がIT人材の最新動向と将来推計に関する調査を実施したところ、2020年にはaiを始めとする最先端テクノロジーを扱えるエンジニアが4.8万人以上足りないだろうという予測が立てられました。参考リンク⇒専門学校情報:大原学園

それに加えて、需要より供給が不足しているので、aiエンジニアの年収は1,000万円超えと言われています。つまり、aiエンジニアを目指すのなら、今がベストと言えるでしょう。

Pythonが学べるのが基本

aiエンジニアが最もよく使うプログラミング言語はPythonです。Pythonは文法が分かりやすく、一流プログラマーが書いたコードでも三流プログラマーが書いたコードでも大差がないのが特徴です。また、便利なライブラリが豊富にあることも使いやすさにつながっています。

2018年5月には、これまでIT業界で主流だったJavaを抜いて、人気プログラミング言語第1位となりました。したがって、Pythonを学べる専門学校が条件の一つとなるでしょう。

在学中に資格を取れるかどうか

aiエンジニアが取っておきたい資格に、基本情報技術者や応用情報技術者が挙げられます。基本情報技術者はITエンジニアと名乗るためにはぜひ取っておきたい国家資格で、応用情報技術者はそれより高い能力が求められる国家資格です。

どちらもaiに特化した資格ではないものの、エンジニアとして働くためのベースになる知識が身に付きます。エンジニアは現場で培ってきたスキルが大きく評価される業種ですが、資格は就職に有利に働きます。できれば在学中に資格が取れる専門学校を選びたいところです。

また、資格取得率を掲げているところは、自信があることが伺えます。

学習期間が長い専門学校を

専門学校は一昔前まで、2年制が主流でした。しかし、3年制を導入する専門学校が増えており、aiエンジニアコースを設けているところも同様の流れがあります。2年間で学べることは限られており、就職活動時期を考えると、学習時間は2年に満たないことになります。

ですから、3年制以上の専門学校を選ぶと、十分な学習時間が取れるでしょう。また、言うまでもなく、講師の能力が高いのがベストです。授業体験を受けたり、講師陣の経歴を見たりして、スキルが高そうなメンバーが揃っているのか、冷静に見極めましょう。

幅広い能力が培えるか

専門学校によっては、グループ会社にIT研究機関を持っているところもあります。最先端の技術を授業にいち早く取り入れられるのが強みです。こうした専門学校で学んでおけば、就職後すぐに即戦力になれるかもしれません。

また、就職してaiエンジニアとして働いている内に、aiは勝手にどんどん進化していくでしょう。そのときaiエンジニアは仕事が無くなる可能性が出てきます。そのため、エンジニアリングとしての技術だけでなく、プランニングやエンジニアリングの仕事もできると安心です。

プランニングは、企業にaiの導入を推進したり、aiによるビジネスソリューションの企画を提案したりといった仕事です。一方、エンジニアリングはPythonのライブラリを活用した研究開発を行います。先のことを見据えて、様々な知識や技術を身に付けられる専門学校を選ぶといいでしょう。

就職できなければ意味がない!

最終的に専門学校を選ぶ際に重要なポイントは就職率でしょう。頑張って技術を身に付けても、就職先がなければ意味がありません。企業側は人材不足を補うために、能力の高い学生をチェックして専門学校にアプローチをかけるのが一般的です。

この専門学校の学生なら高い能力を持っている、と多くの企業が評価している場合、必然的に就職率は高くなります。ですから、高い就職率を掲げている専門学校に注目するといいでしょう。ただし、aiエンジニアに関係のないサービス業への就職者が多い可能性もあるので、チェックが必要です。

また、専門学校を見学する際に就職相談室のスタッフと話をしてみるのも一案です。例えば、専門学校にはインターンシップ制度を設けているところも少なくありません。在学中から現場に出て働けるので、実際に役立つ技術を学べる上、社会に出る心構えもできます。

さらに、卒業後もその企業で働くことが可能です。学生からすると就職活動を省くメリットがあり、企業側も働きぶりを見て採用できるメリットがあります。なおかつ、現場の流れや雰囲気などを知ってから働くため、学生と企業の間でミスマッチが起こることが少ないと言われています。